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2015.07.31

「シナモン」砂糖を減らして減糖効果を発揮させよう!

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シナモン スパイス
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こんにちは。
スパイスコーディネーターのバリ猫ゆっきーこと吉田由季子です。

今日、注目するスパイスは「シナモン」です。

 

シナモンとは

シナモンはくすのき科の常緑樹で樹木の皮の部分をスパイスとして利用します。
草本系のスパイスは葉や茎、根の部分や種子の部分を使うことが主ですが、シナモンはその樹木の花、葉の部分はスパイスとしては使われていません。

 

それらの部位がシナモンに混ざると「混ぜもの」として扱われるためシナモンの価値が下がってしまいます。

 

余談になりますが・・・
シナモンは樹皮の部分だけを使用しますが
「クローブ」はつぼみの部分を使用します。
花が咲く前の固いつぼみの部分だけを使用します。
花が咲いてしまうと芳香が弱くなるためスパイスとしての価値、評価が悪くなってしまいます。

 

シナモンやクローブに限らずスパイス全般
扱う部位、扱い方、収穫する時期によって同じ物でも価値や評価が違ってきます。

 

今は比較的手に入りやすくなったスパイスですが、同じスパイスでもメーカーによって値段が違うのは
そういった収穫の時期や混ぜ物の比率など・・・取り扱われてるスパイスの評価の違いだと判断すると、価格の違いも理解できるのではないでしょうか?
(もちろん、容器代金とかも関わってくるので一概にはいえませんが・・・メーカー選びのポイントとして知ってると損はないかなって思います。)

 

カシア・カシア

シナモンは日本人にもなじみの深いスパイスのひとつです。
桂皮(ケイヒ)・肉桂(ニッケイ)・ニッキとも呼ばれ漢方や薬にも配合され、古くから親しまれています。

 

またシナモンには「セイロン」「カシア」と実は2種あります。
専門家、研究家等は分けて取り扱いますが、一般的には同一のものとして扱っても大して違いはありません。

香りをくらべてみるとだいぶ違いがあります。

カシアは風味が若干セイロンより強いのですが
その分繊細さに欠けます。

これは好みですが・・・

私はお菓子などには「セイロン」
カレー等には「カシア」・・・と分けて使っています。

 

そしてその形状もスティックのものパウダーのものと若干使い方も異なってきます。

シナモンコーヒーや紅茶にシナモンを添えるなど
シナモンの甘い芳香を楽しむのにドリンクに加えることがあると思います。

でもこの場合

パウダーを加えるのではなく
スプーン(混ぜ棒)の変わりにシナモンスティックを添えます。

パウダーではほんの少量でもシナモンの香りが強く出すぎてしまうので香りを楽しむどころではなくなってしまいます。

混ぜ棒変わりにくるっとひと混ぜくらいが調度良くシナモンの芳香が楽しむことができます。

使用したシナモンスティックはよく乾かしておけば繰り返し使うことも可能です。

一本丸々使うのはもったいない・・・と思わずに効果的な使い方をしましょう。

 

シナモンで砂糖を減らして減糖効果

さて本題です。

シナモンはよく「減糖効果」があるといわれています。

でも「増甘効果」と言うほうがわかりやすいかな?と思います。

 

増甘効果と減糖効果

シナモンの成分の中に甘い成分があるわけではありません。

シナモンをかじってみたり、シナモンパウダーをそのまま口に入れてみたりするとよくわかると思いますが・・・
正直言って苦いし・・・どこにも甘さを感じることはないと思います。

シナモンの甘味は「砂糖のような甘い芳香」にあります。
この芳香で甘味を強く感じる・・・その効果を増甘効果といいます。

そして・・・

その増甘効果からあらかじめ砂糖の量を減らしてシナモンを加えることで砂糖の量が減り「減糖効果」に繋がります。

 

シナモンシュガー

グラニュー糖:カップ1
シナモン:大さじ2

 

一般的にこのくらいの配合が適量です。

グラニュー糖の変わりにシナモンの粒子にあわせた粉糖にすると
市販されているシナモンシュガーのようなシナモンシュガーが自宅でも簡単に作れます。

 

シナモンの効能

抗菌作用
鎮静、鎮痛作用
血圧低下、解熱作用など・・・

 

楽しいキッチン*spice-cooking*

http://spice-cooking.com/

 

 

 

 

 

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