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2015.04.20

スパイスの女王「カルダモン」

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カルダモン スパイス
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今回で10回目のコラムになります。
スパイスへの扉へようこそ!バリ猫ゆっきーこと吉田由季子です。

 

10回目となる今日、今まではスパイス全体からちょっと専門的なこと、マニアックなこと綴ってきました。
これまででスパイスとは何か?は伝えられたと思います。


今日からは一つ一つのスパイスに注目して
スパイスへの扉「実践編」を伝えていきたいと思います。

主役となるスパイスから使い方、レシピ、効能や相性のよい食材、ブレンドのポイントなどを綴っていきます。


 

スパイスの王様といえば「ペパー」(コショウ)ですが
ペパーのことは前回にも「辛いスパイス」として簡単ではありますがお話しさせていただいているので今回は「スパイスの女王」と言われる「カルダモン」についてお話させていただきます。

 

スパイスの女王と呼ばれるカルダモンは、最も古いスパイスのひとつで、またサフランについで高価なスパイスのひとつでもあります。
カルダモンはジンジャーと同じく「ショウガ科」の多年生草本で
ジンジャーと似た爽やかで清涼感のある芳香、またわずかに刺激性がありほろ苦さを持っています。


カルダモンを使用するのに一番有名なのはカレーですが
カレー以外にも肉類の臭み消し効果が期待でき、ハンバーグやミートローフなどのひき肉料理にもオススメです。
もちろんカルダモンの香りはかなり強いので入れすぎには注意。
まずは「隠し味」くらいからスタートするといいと思います。
(ここはどのスパイスにも言えますが最初は量は控えめがベストです。)

 

カルダモンはホールのままの状態ではあまり芳香を感じませんが、ホールを割ると中に暗褐色の種子が15~20粒くらい入っています。
芳香成分である精油はこの種子に含まれています。
カルダモンパウダーはこの種子を粉末にしたものです。

スパイスとしてはこの種子を利用します。
料理によってホールのままで使用する場合もあり、その場合は殻に傷をつけたり、軽く割って使用します。
パウダー状のものは焼き菓子にも使われ、カルダモンのエキゾチックな風味付け、香りつけなどに使われます。

 

ヨーグルトとも相性がよく、カルダモンを使用するデザートでは「シュリカンド」というヨーグルトのデザートも有名です。

私も大好きでよく作っています。

シュリカンドレシピはこちら★
https://oceans-nadia.com/user/11206/recipe/125260

果実とも相性がよく、ジャムやコンポート、ゼリーなどにもおすすめ。
ちょっとワンランクアップした香り豊かなデザートを作ることができます。

一緒に合わせる(ブレンド)スパイスとしては
クローブやシナモンがおすすめ。シナモンには殺菌効果、カルダモンには防腐作用などが期待できるのでジャムやコンポートなど長期保存しておきたいものにも適しています。

グラニュー糖にカルダモンパウダーを混ぜ、カルダモンシュガーを作っておけば気軽にいろんな料理、洋菓子、パンなどにも使うことができます。

 

カルダモンの効能
消化器系の不調の改善、食欲増進、口臭予防、発汗作用、解熱作用、殺菌力にも優れています。

口臭予防はカルダモンの効能の中でも、最も信ぴょう性のある効能で、お酒を飲む前、食事をする前や後などにカルダモンを口に含むと良いと言われています。

またカルダモンには体の脂肪を取る効果も期待でき、ダイエットにも効果的と言われています。
 

簡単おすすめカルダモンコーヒー
サウジアラビアのセレモニードリンクとしてカルダモンコーヒー(ガーワー)が有名ですが
ガーワーを再現とまではいえませんが・・・ガーワー風コーヒーです。
普段コーヒーを入れる際
挽いたコーヒー豆にカルダモンを極少量加えて湯を注いてみてください。
ほんの少量でガーワーに似た香り豊かなコーヒーを楽しむこともできます。
(もちろんここも入れすぎ注意)
インスタントコーヒーではなく、できれば挽いた豆、ドリップコーヒーでお試し下さい。

 

 

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