ヘルシーなのに、深いコクと食欲をそそる味わいがやみつきになるフムス(ひよこ豆のディップ)。もとは中東やギリシャを中心とする地域の伝統料理ですが、ご家庭でもとても簡単に作れます。あと引く味なので、そのまま食べたり、パンや野菜に添えたり。軽食やおつまみにもおすすめです。
◆タヒニは日本のごまペーストよりもずっとなめらかです。市販の白ごまペーストで代用する場合も、メーカーさんによってかたさが違うので、オリーブオイルなどでお好みのなめらかさ調節してください。 ◆材料を混ぜ合わせる時、あまりにかたくてやりにくい場合は、ひよこ豆の煮汁(なければ水)を少量加えてまわしやすくします。
こちらが「タヒニ」と呼ばれる、生のごまから作られたペースト。 日本でも輸入食料品店や通販などで買えますが、手に入りにくい場合は白ごまペーストで代用します。
A ひよこ豆(水煮・缶詰可)200g、タヒニ または 白ごまペースト大さじ3、EXVオリーブオイル大さじ4、レモン・果汁大さじ1、にんにく・おろし1片分、クミン(パウダー)小さじ1/4、塩小さじ1/4の材料をフードプロセッサーなどに入れ、なめらかになるまで撹拌する。
カイエンペッパー(辛いのが苦手な場合はパプリカパウダー)を振り、パセリを添える。
そのままサラダのようにも、パンやクラッカー、野菜などにつけてディップのようにもいただけるので、お好みでお楽しみください。
★ジューシィで甘い赤パプリカを入れたフムスのレシピはこちら↓ https://oceans-nadia.com/user/26/recipe/127244
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庭乃桃
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士。 大学院でヨーロッパの歴史・文化を専攻し、現地へ留学。結婚をはさんで数年を過ごすなか、生活のベースとしての「食」の大切さを改めて感じて食の道へ。その土地ごとの暮らし・風土からうまれる料理や食のありかたを学ぶ。 現在は、料理家として企業向けレシピの開発やスタイリング・撮影を手がけるほか、食に関する書籍・コラムの執筆や翻訳、講演など多方面で活動中。 2020年、欧州連合(EU)の食品・飲料プロモーション「パーフェクトマッチ・キャンペーン」で、EU食材×日本食材のマッチングによる季節のオリジナルレシピを開発・監修。広尾のヨーロッパハウス(駐日欧州連合代表部)、国内最大の”食”の見本市・ファベックス関西ほか会場で、同キャンペーンの基調講演をおこなった。