これからの季節、美味しくなる「大根」と「ぶり」
冬が旬の食材を組み合わせたぶり大根は、まさに冬の家庭料理の定番ですよね。つややかにやわらかく煮えた大根には、ぶりのうま味がたっぷりとしみ込み、白いご飯もお酒もついついすすんでしまう美味しさです。
大根とぶりを煮るだけのぶり大根ですが、コツをおさえれば、ぶりの生臭みが出ることもなく、うま味たっぷりに美味しく仕上がります。ぶりは、ぜひアラを使ってくださいね。アラから出るだしで、うま味あふれるぶり大根になります。しかも、経済的!
それでは早速、冬のごちそう「絶品ぶり大根」を作りましょう!
基本のぶり大根の作り方
【材料(4人分)】
ぶりのアラ 500g
大根 1/2本
しょうが 1片
昆布 10cm
水 600ml
日本酒 100ml
醤油 大さじ4
みりん 大さじ4
砂糖 大さじ2
【作り方】
<食材の下ごしらえ>
大根とぶりはそれぞれ下ごしらえをします。
大根はそのまま煮込むと味が染みにくいので、下茹でをします。ぶりは煮る前にお湯で霜降りをしてから血やぬめりを洗い流し、臭みが出ないようにして使います。このひと手間でぐんと美味しくなりますので、ぶりのアラはしっかり下ごしらえをしてくださいね。
●大根の下ごしらえ
大根は厚めに皮をむき、2cmくらいの厚さに切り、半月切りにします。大根の角は、面取りをするときれいに仕上がります。
米のとぎ汁に大根を入れて火にかけ、下茹でをします。楊枝が刺さるくらいのやわらかさになったら、ざるにあけて洗っておきます。
●ぶりの下ごしらえ
ぶりは塩をふって15分くらいおいて生臭みを出し、水で洗います。
鍋にお湯を沸かしたら、ぶりを入れ、全体が白くなったらざるにあけ、冷水にとります。
流水で、血の塊やうろこ、ぬめりなどをしっかり取ります。骨の間の血などもしっかり洗い、キッチンペーパーなどで水けを取ります。
<ぶりと大根を煮る>
下ごしらえをしたら、ぶりと大根を合わせて煮付けます。
だしは昆布を使いましたが、アラから美味しいだしが出るので、水だけでもいいです。あとは、日本酒、みりん、醤油と砂糖のシンプルな調味料で美味しくできますよ。
1.鍋に水と日本酒と昆布を入れて火にかけ、沸騰したら、下ごしらえしたぶりのアラと、皮つきのまま薄切りにしたしょうがを入れて数分煮ます。このとき、アクがでてきたら取り除いてください。
2.みりん、砂糖、下茹でした大根も入れて、落とし蓋をして5分程度煮てから、醤油を加えます。落とし蓋はキッチンペーパーを鍋のサイズに合わせて丸く切り、穴をあけたものを使うと、後片付けもラクチンです。落とし蓋をすることによって、煮汁がまんべんなく対流し、混ぜなくても全体に味が行きわたります。
3.20分ほど煮込みます。煮汁が少なくなって大根に照りが出たらできあがりです。
煮あがったばかりのぶり大根も美味しいですが、一度冷ますことで味が染み込み、さらに美味しくなります。食べるときに温め直し、針しょうがや柚子の皮などを添えたり、山椒を振ったりすると、香りよく風味が増します。
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ぶり大根
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ぶり大根を美味しく作る一番のポイントは、アラの下ごしらえ。アラの下ごしらえをしっかりすれば、圧力鍋などの特別な道具は使わなくても、お鍋ひとつで美味しく作れます。
家庭料理の定番ぶり大根。ことこと煮込んで、冬の美味を堪能してください。
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