夏の体にぴったり!夏野菜で暑さに負けない体を目指そう
高温多湿な日本の夏は、私たちの体内も高温多湿状態。熱や湿気を体外に放出するために汗を出しますが、汗と共に血液中の水分やミネラル、体内のエネルギーまで失われてしまいます。これが夏の不調や夏バテの原因になってしまうこともあります。
そんな体内の高温多湿状態を和らげてくれるのが、夏野菜! 日本の夏に旬を迎える野菜は、日本の夏の高温多湿な気候に適応する力を持っているのです。
みずみずしく色鮮やかで、ミネラルが豊富な夏野菜には、夏に打ち勝つエネルギーが溢れています。また、体の熱を冷ましたり、汗で失った水分を補ったりする効能が期待できるものが多くあり、逆に体内の余分な水分を排出すると言われるものも。どの効能も日本の夏に最適なんです。
夏の食事では、体を冷やす食材に、体を温める食材をプラスして食べることも大切です。現代は、冷房によって夏でも体が冷える環境にある一方で、冷たいものを摂りがち。胃腸が冷えている場合もありますので、夏野菜のパワーをいただきながら、体を温めてくれる食材も上手に取り入れていきたいですね。
今回は、にんにくや唐辛子、ニラなど、体を温める食材が使われることが多く、体を冷やし過ぎずに効果的に栄養を摂取できる韓国料理で、夏野菜がたっぷり摂れるレシピをご紹介します。
さっぱり系からスタミナ系まで!夏野菜たっぷりの韓国料理4選
食感が楽しい♪ニラときゅうりのピリ辛ビビンそうめん
ニラときゅうりがシャキシャキと食感も良く、コチュジャンがピリッと効いて、あと引く美味しさです。体の余分な熱を取り、喉の渇きを癒してくれるきゅうりとトマトに、体を温めるニラや唐辛子をプラスすることで、体を冷やし過ぎないようにしました。ニラとトマトには食欲不振改善も期待できるので、食欲が落ちがちな夏にはおすすめです!
【主な材料】
そうめん
きゅうり
ニラ
トマト
コチュジャン
●詳しいレシピはこちら
『シャキシャキニラきゅうりの*ビビン素麺*調味料同量で簡単!』
ふっくら、モチモチ♪夏野菜とツナのチヂミ
夏野菜たっぷり、片栗粉も入れてモチモチに仕上げたチヂミです。手軽に使えるツナでコクをプラスしました。体の余分な熱を取る効果が期待できるズッキーニと、夏野菜の中でも体を温める効果があるといわれるパプリカを組み合わせて、体を冷やし過ぎないようにしています。また、オクラは胃腸を整えて食欲促進しますし、独特の粘りには生地をふっくらとさせる嬉しい効果も!
【主な材料】
ズッキーニ
パプリカ
オクラ
ツナ缶
卵
片栗粉
小麦粉
●詳しいレシピはこちら
『*夏野菜とツナのチヂミ*』
お酢でさっぱり!夏野菜とわかめの冷たいスープ
冷たくてさっぱり風味! 体の余分な熱を冷ます効果が期待できるきゅうり・なす・わかめを使った、夏におすすめな韓国の冷たいスープです。胃の働きを活性化させて消化を促進させるといわれているオクラもたっぷりと入れました。体を温める効果が期待できるにんにくとしょうがで体の冷え過ぎも予防します。我が家では多めに作って冷蔵庫にストックしています。ミネラルも豊富なので、汗をかいた時や暑い外から帰った時などにいただくと最高ですよ!
【主な材料】
わかめ
きゅうり
なす
オクラ
にんにく
しょうが
酢
●詳しいレシピはこちら
『韓国料理*夏野菜とわかめの冷たいスープ(ネング)』
ビールのおつまみにも!夏のチーズタッカルビ
夏には夏野菜をたっぷり入れたチーズタッカルビを。体の余分な熱を冷ましてくれるなすとズッキーニ、ビタミンCやβカロテンが豊富で夏バテ予防におすすめのピーマンを入れて、色鮮やかに仕上げました。鶏肉やにんにくのパワーで疲労回復し、唐辛子パワーで食欲もアップ! 美味しく食べて元気に夏を乗り切るスタミナレシピです。
【主な材料】
鶏もも肉
なす
ズッキーニ
ピーマン
にんにく
コチュジャン
ピザ用チーズ
●詳しいレシピはこちら
『フライパンで!*夏のチーズタッカルビ*』
いかがでしたか? 薬膳といっても、珍しい食材を使ったり、特別な作り方をしたりするわけではありません。普段私たちが食べている食材ひとつひとつに、薬膳効果があるのです。薬膳の基本は、その時期に旬な食材を摂ること。難しい事はあまり考えずに、旬の新鮮な食材をいただくことが一番大切です。ぜひ色鮮やかでみずみずしい新鮮な夏野菜をたっぷり食べて、夏を元気に乗り切りましょう!
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