2024/07/15
30分
汁物梅雨から夏にかけて出回る『とうもろこし』は、この季節の不調としてあげられる、むくみを予防したり、利尿作用で水分代謝を助けてくれたりと活躍します。特にとうもろこしのヒゲは、玉米鬚(ギョクベイジュ)と呼ばれる利尿作用の生薬でもあるので、ぜひ工夫してヒゲもいただきたいものです。今回はとてもシンプルに、まるでとうもろこしをいただいているかのようなスープにしました。簡単でありながら素材の味そのものが楽しめるスープです。胃腸が弱りがちな夏は、消化に負担がかからないものがオススメです。ぜひ、常温または温かい温度で召し上がってみてください。
2022/03/28
40分
主食手軽にさっと食べれるグラノーラは忙しい朝にとっても便利。せっかく食べるなら、摂りたい食材はたっぷり、甘さ控えめで手作りしてみませんか。時間のあるときに作ってストックしておくと便利です。種として育つ成分がたくさん含まれたナッツ類や、木の実はエネルギーをチャージしてくれる優れもの。エネルギーが不足しがちな気虚さんにおすすめです。材料はできるだけ無農薬やオーガニックのものが安心です。
2022/01/04
30分
デザートおせち料理は、冬に食べたい薬膳食材が多く、『腎』を補う食材がたくさん使われています。黒豆もそのひとつ。エネルギーや血を補い、血を巡らせ、水分代謝を促す、と薬膳効果が高く、月経不順や老化防止にも効果的な女性に嬉しい食材です。黒豆煮が余ったら、黒豆も煮汁もぜひ活用して作ってみてください。
2021/11/04
15分
デザート柿の出回る晩秋。熟れて柔らかくなった柿で作る、簡単とろとろホットデザートです。食べるときに、スプーンでバターとよく混ぜると、とろりと甘いデザートクリームになります。薬膳では、柿は肺を潤し乾燥による咳や喉の渇きを癒すはたらきがあります。ただ、冷やす作用が強いので、冷えがある方は生食での食べ過ぎに注意し、今回のように熱を加えて食べたり、温める作用の食材と一緒に摂る、干し柿にするなどがおすすめです。
2021/10/29
30分
副菜銀杏の実は、薬膳では肺や腎を補うパワー食材です。肺を潤すので、呼吸器のトラブル、喘息や年配者の慢性の咳・痰、また、頻尿などにもよいと言われています。食べすぎると中毒症状が出る場合があるので、大人1日10粒くらいまでにしたほうがいいでしょう。多めに茹でて下拵えを済ませて冷凍保存しておくと、炊き込みごはんやおこわ、茶碗蒸し、炒め物、としばらく楽しめるのでとても便利です。 黄色いイメージの銀杏ですが、店に並び始めた頃に入手し、すぐに調理すると翡翠色でもちもち食感が味わえます。
2021/10/23
20分
デザート空気が乾燥する秋、杏仁豆腐の『杏仁(甜杏仁)』は、肺や大腸を潤す食材として、咳や便秘・肌荒れによいと言われています。サイリウムパウダーは、食物繊維が豊富なオオバコの種皮を粉末にしたもので、腸内環境を整える食材としてもよく使われています(オオバコの種子は『車前子』と呼ばれる生薬です)。保水力に優れ、水分を含むともちもちとした食感となります。
2021/10/23
60分
主食秋に出回る生落花生の美味しさを味わえるおこわです。蒸しおこわならではのむっちりした食感に、ホクホクした落花生と油揚げの旨味、おかわりしたくなる薄味おこわです。(炊飯器での作り方も表記あり)落花生はカラダの血や潤いを補うので、女性はもちろん、乾燥した季節や呼吸器、お通じにもよい食材です。薄皮に補血の働きが強いのでぜひ一緒に召し上がってください。
2021/10/23
20分
副菜秋の果物はサラダに相性がいいものが多く、カラダを潤す働きがあるものが出回ります。梨や柿、無花果もその代表的なものです。春菊は、火を加えずに生でいただくと意外にも苦味をあまり感じません。春菊の苦味が苦手な方もぜひ試してみてください。【梨と胡麻のソース】甘味料のかわりに梨を使い、胡麻をたくさん使ったソースです。果物やしゃぶしゃぶサラダのほか、蒸し野菜、もやし、ワカメ、きのこ、などにもぴったりです。潤い食材たっぷりの食べるソースなので、たくさんかけれるように少し薄味にしています。喉やお肌の乾燥が気になる前に、潤い食材で内側から養生することがポイントです。
薬膳養生家 石田由紀子
プロフィール
薬膳養生教室『Kitchen Whyteleaf』主宰 |国際中医薬膳師 | 気養生スペシャリスト | たび重なる体調不良を改善したいと学び始めた薬膳や気功は、今では私の日々の暮らしの一部となって...
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