鍋料理は簡単なだけに「おいしくするのが難しい」料理でもあります。それを「作り方」のアプローチを変えることで絶品に。
①土鍋を使うな ②煮ないで蒸す ③肉は別に茹でる ※鍋の素を使用する場合は、動画の最後で調理法を紹介していますのでご覧ください。
「白菜」 軸と葉に分けて。まずは軸の部分のみ。 葉の部分は後で使います。
「大根」 1cm厚程度のいちょう切りにしたものを、
「にんじん」 1cm厚の半月切りにしたものを。
「和風だし」 調味料1つ目。
「料理酒」 調味料2つ目。調味料はこの2種類だけ。大丈夫、旨いんで。
「蒸し焼き」コツ①② 途中水を足しつつこのまま蒸し焼きにします。この時、土鍋だと焦げ付きやすいので、フツーの鍋を使って。
「豚バラ肉」 野菜を蒸している間に肉を仕掛けます。しゃぶしゃぶ用の豚バラ肉を。
「料理酒」 2回目の登場。今回は下味、臭み消し、水分補完による柔らかさUPの目的です。
「軽く混ぜる」 料理酒を肉に吸わせたいので、まんべんなくまわるように。
「浸けておく」 というほどの量ではありませんが、吸い切らせたいので3分ほど。
「熱湯」 なるべく多めに。写真のソースパンは18cm径。これに8割ほどの量を沸かしています。
「火を止める」 要は、タンパク質の熱凝固点である58度付近を狙いたいので、そのためです。
「一気に入れる」コツ③ 鍋の容積によりますが1〜2回で全部入れます。これで温度ドロップを起こします。
「バラけさせる」コツ③ これも熱伝導に寄与します。液体は熱の電動効率が高いので、すぐに色が変わります。
「白くなったら取り出す」コツ③ サクサクやってね。固くなるので。水切りは最小限でOK。 これで豚肉が"サイコーの状態"に
「20〜30分後」 根菜郡にしっかり火が入り、白菜の軸もトロトロの状態に。
「目指すべき状態」 写真を拡大してみてもらえば一目瞭然。柔らか〜くなってます。
「長ねぎ」 ここで長ねぎを。
「肉をのせて」 ドカ〜んと全部。
「しき詰める」 肉で蓋をするイメージです。この後の蒸しで、肉の旨味が下に落ちて根菜郡が吸います。
「白菜(葉の部分)」 葉の部分はここで。
「しき詰める」 肉に蓋をすることで、この後の加熱時に肉が乾くのを防ぎ、しっとり仕上がります。
「蒸し焼き」 仕上げの蒸し焼きです。白菜の葉の色の変化に注目して。
「緑が鮮やかになったらOK」 加熱による細胞破壊で光の透過が変わり、緑が鮮やかになります。いわゆる"火が入った"証拠。
「目指すべき状態」 ここまで来たら完成。
「完成」 もし余力があれば盛り付け直したら見た目はフツー、味は絶品の鍋に。
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2021/12/28 19:54
こじまぽん助
分子調理学研究家・ビデオグラファー
料理の「それが知りたかった!」をあなたに。材料が同じでも、テクニックがなくても「作り方ひとつで」確実においしく作れるレシピをご紹介。 料理の「全ての工程には、おいしくなるための理由が必ず存在」しています。動画では、それを誰にでもわかるように解説しています。 普段は裏方として、映像制作/マーケティングを中心に事業展開しています。 主たる業界として、 ①食品/調味料/飲料メーカー ・WEB CM 制作 ・レシピ開発 ・パッケージ写真 ・料理動画 ②建築/美容/SaaS/金融/自動車/アパレル/その他色々 ・WEB CM 制作 ・街頭広告 制作 (渋谷スクランブル交差点等) ・交通広告 制作 (山手線/タクシー等) ・TV CM 制作 ・短編ドラマ制作 ・SNS 運用支援 ・ナレーター/声優 (年に数回だけ) 等を上流から下流まで担当。 年間200〜300本程度の動画を制作しています。 <映像関連 所属/会員> ・だから、LUMIX。運営委員会 (2023/1〜) ・LUMIX 公認クリエイター (2023/3〜) ・LUMIX 公式パナチューバー (2020/9〜) ・LUMIX プロフェッショナルサービス (2019〜) ・SIGMA プロフェッショナルサービス (2023/2〜)