さくさくっとした揚げ上がりの野菜とえびの「基本のかき揚げ」の作り方です。 衣は市販の天ぷら粉は使わず、卵黄と冷水、薄力粉で作ります。 今回は玉ねぎ、にんじん、むきえびの組み合わせで作りますが、お好きな具材でもできます。 これで、蕎麦やうどん、そうめんに合わせたり、天丼にしたりと楽しめます。
■具材は大きく切りすぎるとまとまりにくく、小さすぎると揚げているときに飛び出してしまいます。 レシピくらいの絡みやすい大きさに切ってください。 ■日持ち…揚げたてがおすすめですが、保存もできます。天丼などにするのがおすすめです。 冷蔵で翌日まで。冷凍は保存袋に入れて1ヶ月ほど。
むきえびは背わたがあれば竹串で取り除き、立て塩(3%の塩分濃度の塩水:分量外の水500mlに大さじ1弱の塩を溶かす)で汚れをよく洗い、その後に真水で塩を洗い流す。 ※立て塩で洗うと、旨味が逃げず、水っぽくなりません。
水気をペーパーでしっかり拭き取り、大きければ幅3cm程に切る。 ※水っぽいまま使うと油はねの原因になるだけでなく、べちゃっとした揚げ上がりになります。
サラダ油を170〜180℃にあたためておく。 ※油の量はたっぷりと。 少なくとも5cm深さは入れます。 ※菜箸を鍋底から浮かして入れ、油に浸かったところ全体から出る泡の大きさでも大体の温度がわかります。 「微炭酸」くらいの泡で170℃、「炭酸」で180℃です。今回はその間ならOK。 ちなみに「強炭酸」は190℃、160℃は「微炭酸」が「箸先からだけ」出ている状態です。
別のボウルにえび、玉ねぎ、にんじんを入れて混ぜ合わせ、薄力粉(打ち粉用)をまぶす。 ※先に野菜を均一に混ぜ合わせてから薄力粉をまぶします。 ※薄力粉を具にまぶすことで、しっかりまとまり、衣の付きがよくなります。
(7)の具に、(5)の衣をお玉などですくって適量加える。 ※必ず、具に衣を加えてください!逆だと衣の中で具材がまとまりにくく、また、衣が多くなってぼてっとしがちです。 全体を混ぜて、具にまとわり付くくらいで衣を入れるのをストップします。レシピの衣の分量だと少し残るくらいが目安です。
鍋の油にお玉をさっとくぐらせ、(8)を適量すくう。 スプーンも油にさっとくぐらせ、すくった具材を油の中に滑らせて落とす。 ※鍋にたくさん入れると油の温度が下がるので、鍋の直径の2/3くらいまでの面積までにします。 2回くらいに分けて揚げてください。 ※今回は小ぶりなお玉を使用しましたが、お手持ちのもので構いません。 ※具がバラけないよう、なるべく低い位置からさっと油に入れてください。 もし少しバラけたら、固まる前に具材を菜箸でゆっくりと集めます。
取り出したかき揚げは立てておくとベタつきません。 かき揚げ同士も重ならないようにします。 お好みで塩や天つゆで召し上がってください。 天つゆはめんつゆをお湯で割ったもので手軽に代用できます。
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神田えり子
料理家
料理家。 お家で食べるものは、体に優しく、飽きない味に。 作る人も負担にならない。 シンプルで素材を活かした関西風のおばんざいをご紹介しています。 ~書籍~ レシピ掲載「ぜんぶおうちで作れる デパ地下・有名店の大人気マリネ」(辰巳出版) レシピ監修「LODGEスキレット100%活用マニュアル」(辰巳出版) 著書「カラダよろこぶオイルおにぎり」(辰巳出版) レシピ監修「LODGEコンボクッカー100%活用マニュアル」(辰巳出版) ~テレビ出演~ NEWS every、Sma STATION、J:COM食+