まるでもぐらが土を掘るようにスポンジ生地を削って作る、ドイツの「もぐらのケーキ」。ふわふわのココアスポンジと生クリーム、バナナという組み合わせが皆に愛され人気です。今回は生地にミントを加えて一層香り良く仕上げてみました。
◆果物はバナナのほかお好みのものでアレンジできます。 ◆ピーナッツクランチはなくてもかまいませんが、あると食感のアクセントに。なければナッツ類を砕いて入れても。 ◆作ってから冷蔵庫で少し冷やすと、生クリームが落ち着いて一層美味しくなります。
粉類A 薄力粉30g、強力粉20g、ベーキングパウダー4g、ヘーゼルナッツパウダー35g、ココアパウダー10gはふるっておく。
別のボウルにバター(食塩不使用)を入れてゴムベラですり混ぜる。 ハンドミキサーに持ち替え、きび糖を3回に分けて加えながら、その都度、高速で白くふわっとなるまで泡立てる。
2に卵黄を1個分ずつ加えていき、その都度、ハンドミキサーでクリーム状になるまでよく泡立てる。ペパーミント(ドライ)も混ぜ入れる。
ゴムベラに持ち換え、ふるっておいたA 薄力粉30g、強力粉20g、ベーキングパウダー4g、ヘーゼルナッツパウダー35g、ココアパウダー10gを3回に分けて加えていき、その都度、底の方から大きく混ぜる。
4に 1のメレンゲを3回に分けて加える。泡をつぶさないよう、ふわふわのクリーム状になるまで、その都度やさしくなじませる。
5を型に流し入れたら、ふきんを敷いた台の上に何度か落とし、生地がムラなく広がるよう表面をならす。180℃のオーブンで25分ほど焼く。
焼き上がったらオーブンから取り出し、そのまま10分おく。その後、型を外し、粗熱を取る。
スポンジの縁1~2cmほどを残して一周ぐるりとナイフを入れ、底を1cmの厚さになるくらい残して中身をくり抜く。くり抜いた分は別のボウルに入れ、指で細かくほぐしておく。
フィリングの生クリームをホイップする。 きび糖を3回に分けて加えながら、八~九分立てにする。さらにピーナッツクランチも混ぜ入れる。
くり抜いておいたスポンジの穴の中に 9の一部を敷き、バナナを並べる。
その上に残りの9をこんもりとのせ、山型にならして、8でほぐしておいたスポンジで全体を覆う。
飾りにスペアミントをのせ、粉糖を振ればできあがり。
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庭乃桃
料理・食文化研究家
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士 / 文筆家 はじめまして、庭乃桃(にわの・もも)と申します。 どこの国の料理でも、食べたいのは しみじみ "おいしい!" と思えるごはん。 和のおかずから、洋食、エスニック、 本場ヨーロッパの家庭料理まで、 旬の食材や季節感を大切にした おいしいものが大好きです。 企業様向けレシピの開発や、 レシピ記事の制作、本やコラムを書く仕事を しています。 時々、翻訳、講演なども。 いろいろなレシピがあるので、 よかったらぜひのぞいていってくださいね!