「揚げ出し豆腐」の豆腐は、どれを使えばいいの?
揚げ出し豆腐に使用する豆腐は、木綿豆腐がおすすめです。木綿豆腐は製造過程で一定の圧力をかけて圧搾し、水分を出して成形されているので、崩れにくいのが特徴です。
絹ごし豆腐を使えば、カリッとした衣のかたさに相反するなめらか食感の絶妙な揚げ出し豆腐になりますが、水気が多い上崩れやすく、失敗をすることも。ご家庭では扱いやすい木綿豆腐を使うのをおすすめします。ザラッとしている木綿豆腐も揚げ出し豆腐にすると、普段よりもとろっとふわっとして、また違った食感を楽しめますよ。
今回は木綿豆腐を使って、外側はカリッと中はふわ~っと優しく、油が溶けだしたつゆが絡んで美味しい、基本の揚げ出し豆腐のレシピをご紹介します。
カリフワ揚げ出し豆腐の作り方
【材料(作りやすい分量)】
木綿豆腐 1丁(300g)
片栗粉 適量
Aだし汁 200ml
A醤油、みりん 各大さじ2
大根おろし 適量
揚げ油 適量
【作り方】
1.豆腐の水切りをする
木綿豆腐は、小さすぎず、大きすぎずの食感を楽しめる大きさにカットします。(今回は1丁を8等分し、1つ3.5×3×2.5cm程度の大きさです)
バットの上にキッチンペーパーを2枚敷き、その上に豆腐を並べ30~40分水切りします。
※重石を置く場合は軽めのものにしてください。また水を切り過ぎるとぼそぼそした食感になり、美味しさが半減してしまいますのでご注意くださいね。
2.つゆ、野菜の準備をする
豆腐を揚げる前にできる準備はすべてしておきましょう。
◆つゆを作る
鍋にAを入れてひと煮立ちさせます。(写真は色がわかりやすいよう透明のボウルに入れています)
※このだしつゆが決め手になります。だし汁は、かつおと昆布を煮出した合わせだしがおすすめですが、だしパックなどを使用したものでも美味しくいただけます。
◆大根おろしを作る
大根おろしは、キッチンペーパーなどに包んで水気を絞ってください。
◆そのほかの野菜の準備をする
豆腐以外に素揚げする野菜を付け足す場合は、野菜の下処理を行い、しっかり水気を拭き取っておいてください。
3.豆腐に片栗粉をまぶす
豆腐に片栗粉をまぶすのは、揚げる直前に行いましょう。粉をまぶしてから長時間置くと、粉が水気を吸ってベタッとしたり、揚げる際に衣が取れてしまったりすることがあります。
4.豆腐を揚げる
豆腐は水気の多い食品なので、揚げ油の温度はあまり高くない160度前後がおすすめです。余計な粉をはらってから油にそっと入れ、豆腐同士がくっつかないよう、ある程度隙間がある状態にします。ときどき上から油をかけ、表面がカリッとするまで数分かけて揚げ、油を切ります。
5.そのほかの野菜を素揚げする
彩りなどのために野菜を添える場合は、さっと素揚げしましょう。今回はししとうとれんこんを添えました。ししとうは破裂しやすいため、必ず1cm程度の切り込みを入れて揚げてくださいね。
6.盛りつけ
揚げ出し豆腐、大根おろしなどを盛りつけ、つゆをまわりからそっと注いだら完成です!
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カリフワ揚げ出し豆腐
「揚げない」揚げ出し豆腐の作り方
揚げ出し豆腐は揚げなくても作れるんです! 揚げ物はハードルが高い…という方にもおすすめの、少ない油で揚げ焼きにするレシピをご紹介します。ご飯がすすむ、めんつゆを使った簡単カレーあんも参考にしてくださいね。
【材料(2人分)】
木綿豆腐 1丁(300g)
にんじん 40g
玉ねぎ 50g
おくら 4本
水 200ml
Aカレー粉 小さじ1
Aめんつゆ(3倍濃縮) 大さじ3と1/3
Aオイスターソース、みりん 各大さじ1/2
片栗粉 大さじ1/2
片栗粉(豆腐用) 適量
サラダ油 適量
【作り方】
1.豆腐の水切りと野菜の準備をする
揚げ焼きする場合は、豆腐を小さめにカットします。そのため、豆腐は大きいまま水切りして(今回は150gパックを2つ使用)、その後に切るという順番になります。
また、あんかけに入れる野菜は、さっと煮込む程度でできるよう、細めにカットします。
2.あんかけを作る
鍋に水、Aを入れて加熱し、ひと煮立ちしたら野菜を加えさっと煮て、水溶き片栗粉でとろみをつけます。
3.揚げ焼きする
水切りした豆腐は2×2×1.5cm程度の大きさにカットし、揚げる直前に片栗粉をつけます。フライパンに高さ5mm程度のサラダ油を入れて火にかけ、豆腐を両面焼き揚げします。
底面がカリッとしてきたらひっくり返し、もう片面を焼いて取り出し、油を切ります。
4.盛りつけ
豆腐を器に盛りつけ、あんをかけて完成! とろみのあるカレーあんが、揚げ焼きした香ばしい豆腐にしっかりと絡み、ご飯がすすむこと間違いなしです♪
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揚げない*揚げ出し豆腐のカレーあんかけ
一見、ハードルが高そうな揚げ出し豆腐ですが、作ってみるとその美味しさにリピートしたくなること間違いなし! ほっこりと温まりたい秋から冬にかけてが一番美味しく感じる季節ですので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
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