ヴィシソワーズは、じゃがいものこっくりとした味わいと、牛乳や生クリームのクリーミーさが相まって、子どもから大人まで人気のスープです。 普段のお食事で楽しむためのカジュアルなスタイルと、ちょっと華やかなおもてなしスタイル、2つのアレンジをご紹介しています。ご自宅で簡単にレストランの味が楽しめるので、ぜひお試しください♪
◆ じゃがいもは男爵やきたあかりなど、粘りの少ない品種をお使いください。ミキサーで撹拌する際、長く回しすぎると粘りがでやすいので、ある程度滑らかになったらザルで漉してください。 ◆ トッピング用の小ねぎは、ねぎの香りが強くなりすぎないよう、なるべく細いものをお使いください。 ◆ トッピング用のマッシュルームは生で使用するので、笠がしっかりと閉じていてハリのある新鮮なものをお使いください。 ◆ スープの濃度や、トッピングの乗せ方などは、動画を参考にしてください。
じゃがいもは皮を剥いて薄切りにし、水に浸けておく。長ねぎ(白い部分)は斜め薄切りにする。玉ねぎは薄切りにする。
鍋に有塩バターを入れて中火にかける。バターが溶け始めたら長ねぎと玉ねぎを加えてしんなりと甘くなるまで炒める(無塩バターを使う場合には塩ひとつまみも一緒に加える)。
じゃがいもの水気を切り、①に加え、表面に透明感が出てくるまで炒める。
A 水350ml、チキンブイヨン(またはチキンコンソメ)の素スープ300ml相当分、ローリエ1枚と塩ひとつまみを加え、強火にする。沸騰したら火を弱め、軽い沸騰状態を保ちながら、具材が液面から顔を出すくらいまで10~15分程度煮込む。
じゃがいもが完全に柔らかくなったことを確認し、ローリエを取り出してからミキサーに移す。牛乳を加え、滑らかになるまで撹拌する。
ザルで漉してステンレス製のボウルに移し、塩・挽きたて白こしょうで味を調え、冷蔵庫で冷やす。
生クリームを加える。スープのとろみが強いようであれば、牛乳を追加して濃度を調整する。最後にもう一度味を見て必要であれば塩・こしょうで調味する。
器に盛りつけ、お好みのトッピングを添える。 シンプルに仕上げる場合はEXVオリーブオイルまたはトリュフオイルを回しかけ、小ねぎの小口切りを散らす。 おもてなし用に華やかに仕上げる場合は、さらにB 生ハムの細切りお好みで、マッシュルーム(生)の薄切りお好みで、セルフィーユ(チャービル)またはディルなどお好みでをあしらう。
488486
早坂玲奈
大切な記念日や、ご友人を招いてのお食事会など、料理を少し頑張ってみたいときに「何を作ったらいいかな・・・?」と迷ったら、ぜひ私のレシピルームをのぞいてみてください。『大切な人を喜ばせたい』という気持ちを応援するためのおもてなし料理をご紹介しています。 出張料理人・飲食コンサルタント・料理教室講師・フードスタイリストとしての経験を積みながら、プロ向けからご家庭向けまで、様々なレシピ開発に携わってきました。美味しさで周りを喜ばせることは、作り手自身の幸せにも繋がることだと日々感じながらこの仕事を続けています。 「簡単」「時短」も素晴らしいけれど、ときには時間をかけて料理を頑張ってみたい日もあると思います。料理にかける手間は、正しく作れば必ず報われます。丁寧に作り方をお伝えすることで、みなさんが大切な日を笑顔で過ごすためのささやかなお手伝いができれば嬉しいです。