このタラのコロッケは、ブラジルの定料理。ブラジルでもタラを食べるなんて意外かもしれません。そのとおり、元々の食文化にはありません。大航海時代にポルトガルからもたらされたもの。ポルトガルにそっくりな料理があります。タラは本来干した塩タラを使います。ですが、手に入りやすい生の塩タラで作るレシピにしています。日本のコロッケよりもっちりずっしり重いので、おかずというよりこれだけで軽食という感じです。
※小麦粉は様子を見てかたさを調整しながら入れますが、多すぎるとずっしりと重い仕上がりになります。どうしても柔らかくてまとまらない場合は、周りに小麦粉をまぶすと揚げやすくなります。 ※2枚目の写真はフェジョアーダに添えています レシピ→[https://oceans-nadia.com/user/14317/recipe/125277
タラは耐熱皿に入れてラップをしてレンジ(600w)で3分加熱し、骨と皮を取り除く。玉ねぎはみじん切りにし、塩少々を加えてしんなりするまで置いて水けをしっかりとしぼる。
じゃがいもは皮のままラップをしてレンジ(600w)で4分ほど柔らかくなるまで加熱したら、ボウルにざるを乗せてジャガイモをゴムべらでつぶし、ザルに残った皮は取り除く。
2に1のタラ、玉ねぎ、パセリを加えてなめらかになるまで混ぜ合わせ、卵と小麦粉も加える。(手で丸められるくらいの固さになるよう、小麦粉で調整する)
手に油を塗って4の生地を丸め、フライパンに熱した油でこんがりと揚げる。
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ヤミー
世界を旅する、料理研究家。輸入食材店に勤務しながら料理ブログをスタートして話題となり、現在はテレビや雑誌、企業のレシピ開発で活躍の他、ベストセラーとなった著書多数。近著に『ヤミーさんのおうちで世界一周レシピ』『ワンボウルクッキング』(いずれも主婦の友社)。NHK「きょうの料理」や、冠番組「ヤミーのレシピ帖」(長野朝日放送)などのテレビ出演、少人数制料理教室「Yummy‘s Cooking Studio」を主宰するなど、輸入食材の知識を活かして、世界中の料理を日本の家庭で作れる簡単レシピにするのが得意。 最近は日本一のカルディマニアとしてもテレビやラジオ、雑誌などでも活躍している。