タジン鍋。一時流行りましたね。 ファンキーなとんがり帽子が日本の収納事情に合っていないのは否めませんが、あの蓋は具から出た水分がとんがりの先に集められ、また具の中に落ちて、それを繰り返しながらゆっくりゆっくりと火が通っていく、水が貴重な砂漠地帯ならではのお鍋。時短料理に傾きがちな昨今ですが、遠い異国に思いを馳せながらゆっくりと素材の旨みを引き出す時間もいいものです。
ピタパンやクスクスと共に。アリッサというアラブの唐辛子ペーストを添えるとより本格的に。 タジン鍋があればテーブルも雰囲気がでますが、なければ厚手のホーロー鍋、ダッチオーブンなどをお使いください。 タルト皿やサラダボウル、グラタン、パエリア、湯豆腐など意外にいろいろ使えて実は便利(*^-^*)
カリフラワーは小房に分け、かぼちゃ、じゃがいも、人参、玉ねぎは一口大に切り分ける。 にんにくはスライスする。
野菜と手羽元をボウルに入れ、塩こしょうとクミン、コリアンダーパウダーをまぶし、全体になじむように混ぜ合わせる。
鍋にオリーブオイルを熱し、手羽元を炒めて野菜を加える。
チキンブイヨンを注ぎ弱火で40分ほど蓋をして蒸し煮する。皿に盛り付けオリーブを飾る。
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…gris
フランス語のレシピ翻訳、メニュー 開発、料理撮影、テーブルコーディネート等を手掛ける。 フランスに留学後、リヨン郊外のリゾート開発に携わり約2年滞在。 自宅キッチンスタジオから、インテリア、お花、BGM、お酒とのマリアージュを楽しむ「少しの工夫でいつものごはんも極上のひと皿に」をコンセプトに素材を生かしたシンプルレシピを提案しています。