栃木の郷土料理の『しもつかれ』。 ごはんにもお酒にも合う絶品おかずです。 本来は鮭の頭を使ったり、鬼おろしを使ったりなど調理に時間も手間もかかるのですが、アラを使って 誰でも作れるように手軽に しもつかれ風に仕上げました。 大豆も野菜も一緒にたくさん食べられて栄養バランス的にも優秀なうれしいレシピです。 お酒好きさんはリピ間違いなし! 多めに作ってストックしておくと便利です。
鮭は本来は塩サケを使うのですが、手に入る鮭の塩加減で味を調整してください。 酒粕の旨み成分のおかげで薄味でも十分美味しく食べられます。個人的には少しだけお砂糖を入れて甘さをプラスすると、ご飯との相性が良いように感じます。
鮭のアラはざるに入れ、熱湯をたっぷりかけて臭みを除き、食べやすい大きさに切っておきます。
鍋に昆布と水を入れ、弱火で煮出します。 その間に野菜を切ります。 大根、にんじん、厚揚げは1.5~2cmの食べやすい大きさに切り、ゆで大豆、下準備した鮭と一緒に鍋に入れ、蓋をして10~15分位煮ます。
【A】で味付けし、ボールに酒粕と煮汁を入れて溶かしてから鍋に加えます。 蓋をあけた状態で煮汁をつめながら、さらに5分位煮ます。
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がまざわ たかこ
料理家・郷土料理研究家・調理師
料理家/郷土料理研究家/調理師 ホテルでの和食調理、保育園給食などに従事した経験から現在は 料理教室、レシピ開発、イベント講師、コラム執筆、小学校での食育授業など活動は多岐にわたる。 7年の旅行会社在勤中に目覚めた各地の料理や食文化の魅力にはまり郷土料理研究家の道へ。 作り続けたい定番の家庭料理や、地味だけどおいしい!な『心がほっこりするごはん』をモットーに身体も喜ぶ素朴なごはんを目指し活動している。