かたい牛肉をおいしくいただこうという知恵から生まれた、フランスの家庭料理ブフ・ブルギニョン(牛肉の赤ワイン煮込み)。牛肉とワインが名産の、ブルゴーニュ地方の郷土料理です。芳醇なワインとブーケガルニがおいしさを引き立てます。
◆玉ねぎをキャラメリゼしてコクを出し、ベーコンやマッシュルームと一緒に後からお鍋に追加すると、お野菜ひとつひとつの味も楽しめておいしいです。 ◆柑橘類の皮を加えるとほのかな風味がつきます。みかん、レモン、オレンジ等お好みで。
牛肉はひと口大にカットし、A にんにく(包丁の腹で潰したもの)2片分、漬け込み用野菜(セロリの葉・玉ねぎ)適量、赤ワイン300mlに漬け込んで最低2時間~一晩おく。(※お肉をやわらかくし、風味を付けることが目的なので、使うお肉の状態によって加減します。かたいお肉なら一晩おくのがおすすめ。)
1から牛肉を取り出し、水気を切る。漬け汁、漬け込んでいた野菜、にんにくは取り出してすべて別に取っておく。ベーコンは角切りに、野菜類はひと口大に切る。
鍋に油と 2). のにんにくを入れて熱し、香りが立ったら牛肉を入れる。塩・こしょうを振りながら強火で全面こんがりと焼き付け、にんにく共々、一旦取り出しておく。
2の漬け込み野菜を入れてざっと油をなじませたら、小麦粉を振り入れてしっとりするまで炒める。
2の漬け汁を加えて強火でアルコール分を飛ばし、ビーフストック、ブーケガルニ、金柑の皮、にんじんを加え、さらに牛肉とにんにくを戻し入れて蓋をし、2時間ほど煮込む。
フライパンにバターと砂糖を入れて熱し、砂糖が香ばしく溶けたら小玉ねぎを入れて炒める。100mlの水(分量外)を加えて蓋をし、やわらかくなるまで蒸し煮して、5の鍋に加える。
ベーコンとマッシュルームもバターで炒め、同じく5に加える。
最後に芽キャベツも加えて煮込んだら、塩・こしょう(各適量 分量外)で味を調えてできあがり。ブーケガルニを取り出してからいただきます。
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庭乃桃
料理・食文化研究家
料理・食文化研究家 / 女子栄養大学 食生活指導士 / 文筆家 はじめまして、庭乃桃(にわの・もも)と申します。 どこの国の料理でも、食べたいのは しみじみ "おいしい!" と思えるごはん。 和のおかずから、洋食、エスニック、 本場ヨーロッパの家庭料理まで、 旬の食材や季節感を大切にした おいしいものが大好きです。 企業様向けレシピの開発や、 レシピ記事の制作、本やコラムを書く仕事を しています。 時々、翻訳、講演なども。 いろいろなレシピがあるので、 よかったらぜひのぞいていってくださいね!