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2015.07.10

アジくらいは自分でおろしてみよう。アジフライが美味しいから

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東京の我が家では、お向かいのダンナ様のおかげで時々「江戸前」の釣りたての魚を頂けます。いわゆる「五目釣り?」なのでしょうか、アイスボックスには様々な魚が…。

アジはタタキでも酢〆もよし、白ギスは天ぷら、イシモチは塩焼き、カワハギはお刺身で、メバルは煮つけ最高!!!おいしいご近所付き合いに感謝です。

 

遠慮なく頂くには訳が…。

 

いっつも我が家ばっかり頂いて申し訳ない、と話したら「他の家=奥さんが魚をおろせないと差し上げようがないから~」とのことだったの。以前、ある方など魚屋に持って行っておろしてもらったんだとか、せっかくのお土産が逆に手間とお金がかかってしまいますね。

 

 そう、ちょこっと魚がおろせると、料理の楽しみがグンと広がるのよ。ぜひ、皆さんもイワシやアジで練習してみましょうよ。近所のスーパーに行けば売ってるし~、なんて言わずに試してみれば簡単ですから。別に魚屋になるわけじゃないから、それほど上手になる必要もない、と気楽に構えてね。

 

私のパリの料理教室では、魚料理の時は生徒さんに魚をおろしていただいています。ごく普通の家庭用の包丁ですので、切りにくい部分は調理ばさみも併用、内臓などのゴミ処理がイヤなら、内臓を出すのだけは魚屋さんに頼んでも良い、というルールにしてあります。

 

家族で食べる料理は清潔第一、が最初の理由でして。

 

高級な鮮魚店では、もちろん店内も清潔でキチンと魚の下ごしらえをしてくれますが、マルシェの魚屋だと、ちょっと心配。お金を触った手で魚をさばくのも当たり前ですもの。内臓を出すところまでなら、家に持って帰ってからキレイに洗えばすみますが、切り身になったのをジャブジャブ流水で洗ったら味が落ちますから。自宅で自分で下ごしらえすれば、お刺身も安心でしょう。

 

そして、もう一つの理由は、アラや中骨も汁物などに利用できること。おかずが一品増えて、お得でしょ?

今回はアジフライのお話をするはずが、魚をおろす話で長引いちゃいましたね、ごめんなさい。

 

アジフライのレシピはこちら!

 

アジは魚のおろし方のうちでもシンプルな「大名おろし」で簡単に三枚におろしちゃいます。

頭を切り落としたら、肛門までお腹を割くように開き、内臓を取り出して水洗いします。中骨のところは割り箸などでこすってキレイにね。そうしたら水気をふきとります。

 

あ、笑い話みたいですが以前、料理教室で「魚にも肛門があるの?!」と驚いた方がいらっしゃいましたっけ。金魚だってフンをくっつけたまま泳いだりしてるの見たことなかったのかな?お腹を見ていくと、小さな穴がありますので、ココが肛門よ。

尻尾のほうの体の真ん中にザラザラしている「ぜいご」をそぐように取り除いてから、尻尾側から中骨に包丁を当てながら、エイヤッと一気におろします。

 

 中骨に身が大分残ってる?それで当たり前、だから贅沢な「大名おろし」なわけなんです。他の魚だと、内臓を取ったところから腹骨の付け根を切り、背中側に切り目を入れて夫々の側を中骨まで開いていくんですけど、アジなら簡単な「大名おろし」で大丈夫。

 

 おろした身に塩コショウ、小麦粉、溶き卵、パン粉の順に衣をつけるのはコロッケと同じこと。溶き卵にオイル少々を加えておくとサックリ揚がります。丁寧にするなら、塩を振って少し置くと水気が出てくる、それをふき取ってからコショウ、小麦粉…の手順で。こうすると身がしまって、さらに美味しくなるんですけど、面倒ですか?

 

 新鮮なアジだし、「三枚におろしてある=身がそれほど厚くない」はずですので、高温の油で衣に色がつけば中まで上がっているはずですので、心配なく。揚げる時間はほんの2~3分がせいぜいでしょう。

 

揚げたてアツアツを食べるのはマスト中のマストですので、他の準備をすべて済ませて、最後に揚げるのよ!

 

 衣をつけたアジ、付け合わせ(キャベツの千切りでもトマトでも…)、盛り皿、そして自家製マヨネーズ使用の特性タルタルソースもね。自家製マヨネーズのレシピはコチラ

 準備に使った調理器具も、いったん洗ってしまうと後片付けがラクだし油がはねる心配もなくなります。いずれにしても、調理の仕上げの前の「ひと片付け」は習慣にして欲しいですけれど…。

 

 あ、また話がズレちゃった。

揚げたてアジフライに自家製タルタル、最高ですが、ドリンクによって、そしてカロリーを考えるならレモン汁+醤油、さらに+大根おろしで和風もおススメ。

 

今回そんな和なアジフライに合う「ノア流、日本のモヒート」もお教えしちゃう、大サービス。

大き目のグラスに焼酎80ml、なるべく上等のみりん大さじ2、大葉4枚をちぎったものを入れて、マドラーでギュウギュウする。炭酸100ml、スダチ2個分の搾り(うち半個はそのままグラスへ)、すべての材料とグラスもキンキンに冷やして氷はナシ!

 

一度試してね!

 

 そして、アジフライは残る位揚げて、翌日のお弁当のサンドイッチ、がうんまいのよ~。トースターでコンガリと温めたフライにウスターソースをジュッっとしみこませ、辛子バターを塗ったパンに挟んでね。ポテトサラダを挟んだのと組み合わせるのがもうひとつの「ノア流」よ。

 

 まず魚をおろしてから始めるアジフライ、面倒くさいですか?でも、料理も日々の生活の楽しみのひとつ、と考えて手間を面白がったら?

 ファストフードより「おウチのごはん」が美味しいと思っているなら、分かってくださるのではないかしら。

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